社員インタビュー INTERVIEW

ウエアを作った選手の活躍は、やりがいでありモチベーション。

穴瀬 紘恵
氷上工場
製造課

スキー・ジャンプやスピードスケートといったウインタースポーツのウエア縫製を担当する穴瀬紘恵。種目によってウエアの素材が異なるので、使用するミシンも素材ごとに使い分けています。

「選手が着脱する際に糸が切れることがないよう、縫製時の糸調子には気を遣います。必ず本物の生地と糸で試し縫いをしてから本縫いをするのですが、今でも本縫いは緊張しますね」

現在は、スピードスケートのドイツと日本のナショナルチームのウエア制作を担当しています。シーズン前には、ナショナルチームを訪ね、選手一人ひとりの要望に合わせてウエアの微調整をするのも彼女の役目。

「夕方の練習後に出された要望を翌日の朝練習までに解決しなければなりません。この時は、仕上がりはもちろんですが、自分の体力面も気を遣います。選手の要望を縫製で解決するには、体調の維持が欠かせません」

選手たちの華やかな活躍を陰で支える穴瀬。世界1位の選手のウエアを調整する機会も少なくありません。大きなプレッシャーですが、やりがいも大きいと言います。

「自分が縫製したウエアを着て選手がメディアや競技に出場していると、思わず応援してしまいます。さらに優勝や上位入賞する姿を見ると自分ごとのように嬉しくなり、改めてやりがいのある仕事だと実感します。こんな経験、そう多くの人ができることではありませんから」

技術はもちろん精神面でも、後輩の手本であり続けたい。

もともと婦人服の縫製に携わった後、ミズノテクニクスに転職してきた穴瀬にとって、氷上工場の雰囲気はどのように映っているのでしょうか。

「部署全体で課題を解決していこうという雰囲気があります。だから何かあった時も、まず上司に相談することにためらいはありません。一緒に考えてもらいながら解決法を探っていきます」

縫製経験がある中での入社でしたが、最も戸惑ったのが洋服とスポーツウエアの違い。

「スポーツウエアはパーツ数が多く、はじめはパズルのような感覚になって苦労した覚えがあります。ミシンも違いますし、洋服の縫製経験がほとんど役に立たず、苦労したのも懐かしい思い出です」

そんな穴瀬も9年目。後輩の指導も大切な仕事の一つ。ただ、本人は技術面よりも仕事中の姿勢や取り組み方のアドバイスが多いと言います。

「最近はアドバイスを体現するべく、後輩たちに見られていることを意識して仕事に取り組むようになりました。私自身が一番学ばせてもらっているかもしれません」

今後は、型紙を作るパターンを学びたいと考えている。

「私にパターンの知識があれば、ナショナルチームのサポートがより効率的にできるはず。あと、ウエアづくりを一からすべて自分の手でできるようになりたいという気持ちがあります。自分のため、サポートする選手のため学び続けたいです」