社員インタビュー INTERVIEW

新人時代の失敗と悔しさを忘れずに、『失敗は成功の源』を実践し続ける!

井上 貴博
山崎ランバード工場
製造課

山崎ランバード工場のシューズ製造工程において、シューズのアッパーとソールを圧着する圧着工程を担当する井上貴博。この工程を担当して2年になりますが、現在は一人で圧着工程を任されるほど山崎ランバード工場に不可欠なメンバーになりました。

「圧着は最終製品の見た目や完成度に大きく関わる部分で、責任は重大です。しかも、今は山崎ランバード工場で作られるほぼすべてのシューズの圧着作業を私ひとりで担当しています」

今では欠かせない戦力となっている井上も、新人の頃は正確性とスピードの両立ができずに苦労したそうです。

「今でこそある程度の数量を処理できますが、圧着工程を担当したばかりの頃は製造中のシューズが滞留していまい、製造のボトルネックになっていました。先輩に手伝っていただいて滞留を解消するのですが、悔しくて……。あの時の悔しさが、技術習得の原動力だったかもしれません」

短距離競技やマラソン、野球など、競技や種目によって圧着時のコツは異なると言います。だからこそ自らの経験がものを言う、と。

「もちろん作業の順番や方法は、先輩から丁寧に教えていただきました。でも、自分で経験を積んでいくことでしか手に入らない感覚もある。それを手に入れるには努力を重ねて経験を積み、自分の意思でチャレンジし続けるしかない。『失敗は成功の源』を地で行く仕事ですし、そうしないと成長できない仕事なのかもしれません」

使用する選手やお客さまをイメージし、ていねいで、妥協しないものづくりを。

中学では野球、高校ではソフトボールに取り組んできた井上にとって、プロ野球選手のシューズを担当することは憧れであり、目指すべき目標、と井上。

「自分が製造に携わった製品が、テレビやメディアに登場すると大きなやりがいを感じます。中でも野球は私にとって特別なスポーツ。初めてプロ野球選手のシューズ製造をサポートさせていただいた時は、感動と緊張が同時に押し寄せてきたのを覚えています」

そんな井上も5年目。仕事に取り組む際は、使用する選手やお客さまをイメージして仕事に取り組むと言います。

「自分がお客さまならその仕事の商品を買うかどうか。この点を常に意識しています。些細な妥協を重ねた商品を自分が手に取った時、欲しくなるかどうかがすべて。真摯にものづくりに取り組む姿勢を持ち続けていきたい」

後輩も入社し、わずかずつではありますが自身の変化も感じるようになってきました。

「少しずつですが『助けられる側』から『助ける側』になることが増えてきました。でも、後輩に教えるのは本当に難しい。自分が教わった時の言葉を思い出しながら、私自身も初心に戻っています」

井上が目指すのは、もちろんクラフトマンとしてものづくりを極めること。

「入社当初に比べて確かに知識は増えましたが、技術が知識にまだ追いついていない自分がいます。経験を重ねて知識と技術をうまく融合し、プロ野球選手のシューズを任されるクラフトマンになることを目指します」